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感謝のされ方が下手な人

今読んでいる本に、「感謝は健康に良い」という内容がありました。

感謝することで、免疫力が上がったり、寿命が延びるそうです。

それだけでなく、感謝された方にも、心と体に良い影響があります。

つまり、「感謝する」という行為は、自分も相手も健康になれる魔法のような行為なのです。

しかし、世の中には感謝のされ方が下手な人が多いと思います。

そして、下手な人の中で一番ひどいのが、「感謝を受け取らない人」です。

私はスーパーでレジのアルバイトをしていて、お会計が終わった際、お客さんに「ありがとうございました。またお越し下さいませ。」と言う決まりになっています。

その言葉に対して「ありがとう」と返してくれたり、頭を下げて反応してくださるお客さんもいらっしゃるのですが、中には無視していくお客さんもいます。

そして私は、無視されるたびに少しだけストレスが溜まっていくのを感じます。

つまり、「感謝」しても、ちゃんと受け取ってもらえないと、健康になるどころか、逆にストレスが溜まってしまうのです。

接客での「ありがとうございます」は、マニュアルなので、無視されても仕方ないと思っています。

それでもストレスが溜まるのですから、それ以外の「感謝」が受け取られないと、さらにストレスが溜まります。

バイト先の人でも仕事で助けてもらった時に、「ありがとうござます。」と言っても無視する人がいます。

そういう人には、助けを求めないし、助けてもらっても心から感謝はしないでしょう。

つまり、「感謝されるのが下手な人」は、どれだけ優秀でも人に頼ってもらえなくなるので、感謝される機会が減り、健康になるチャンスを失っているのです。

そして、「感謝を受け取れない」ということは、自分が「感謝をする」という意識も薄いと思うので、自分から感謝することも少なく、さらに健康になるチャンスを失っています。

それだけでなく、人に頼って貰えなくなると言うことは、人間関係においても不健全であるということです。

なので、「感謝のされ方が下手な人」は、少なくとも健康面と人間関係の面において、とても損をしていると思います。

なぜ、私が今回「感謝のされ方が下手な人」を取り上げたのかというと、

「誰かに何かをしてもらったら、感謝をするべきだ。」

とはよく聞きますが、

「感謝されたら、しっかりとそれを受け取るべきだ。」

とは、あまり聞いたことがありません。

しかし、「感謝する・される」はコミュニケーションなので、一方通行ではなく、対面通行でないといけないと思います。

なので、「感謝する」だけでなく、「感謝を受け取る」ということも当たり前にしていくべきだと私は思います。